催眠状態は日常誰でも経験している事であり、ヒプノでは約85%の人が催眠に入る事が出来ると言われています。
催眠は睡眠の一歩手前であり、意識が飛んでしまうわけではなく、脳は集中力が高まり、身体はリラックスしている状態です。
催眠中は、自分の感覚の導きにゆだねていくことが大切です。
映画のように鮮明に前世や過去世が見えるのは約2~3割の人たちで、大半の方は薄っすらと感じられる程度です。
過去の出来事を受け入れる準備が出来ていない場合、潜在意識に深く入れない事があります。
過去の体験の出来事は終わっています、そこに感情をのせてるだけという事を、セッションを通し理解していきます。
ヒプノに入る時はリラックスがとても大事ですので、自分の潜在意識に委ねる気持ちで入っていきましょう。
人はネガティブな感情に蓋をしていた場合、気づかないまま、自分では不理解な行動をしていたりします。
それに類似した出来事が目の前に現れると、それを投影し、過去の反応と似たようなシチュエーションを体験したりします。
そして本当に感じてるものを、傷口が痛すぎて受け入れられず、無意識に押し込めようとする作用が働きます。
出来事は終わっていても感情は置き去りにしたまま、何度も同じ感情体験を繰り返したりもします。
そして更に固定概念でコントロールしようとする事で、より複雑にし分からなくなってしまうこともあります。
ここで考える事は、その思考や感情はどこから来たのかという事なのですが、私達は子供の頃から、ある一定の教育を受けてきました。
その殆どが、感情や感覚を重視していない、理性的、思考的、善悪、優劣、勝敗、社会的秩序、道徳観念などその他諸々にコントロールされていたかもしれません。
ですので、時に矛盾を感じたり、自分が何を感じ求めているのかも分からず、路頭に迷う時もあるでしょう。
人間は生まれた時から、大人から或いは社会や周りからの常識というものや観念を植え付けられていきます。
勿論この世界では必要な事なのですが、
しかし、こういう事はしてはいけないとか、これは守らなければならないとか、そういった事が、本当に自分の感情が納得してきたものばかりとは限りません。
人によって、いろんな意見や感覚、思いがバラバラだったりするのも、人間は何か深い所で何かを感じ、別の何かを知っているからなのではないでしょうか。
勿論ある程度の決まり事に従わなければ、社会は整いませんし、うまく機能していかないものです。
理性と感情、本能などがアンバランスで、感じるものを無視続けていると、身体や生きてくうえで支障をきたすことがあります。
この世界で生きる為にはバランスをとっていく必要があります。
ヒプノは本来の自分自身を見出し取り戻す為に、役立たせるものです。
ヒプノを受けてのち、日を置き後から何かが浮上したり、気づきを得たりする事がよくあります。
ヒプノセラピーの目的は、顕在意識の蓋を外し、潜在意識にあるものにフォーカスし、重いエネルギーを解放し、自身に対する自ら起こすヒーリングです。
辛い状態の過去世に導かれたとしても、いつでもそこから抜け出せます。
セラピストがお手伝いしますが、全ての主導権の鍵を握っているのはクライアント様ご本人です。